腸脛靱帯(ITバンド)症候群

腸脛靱帯症候群とは、腸脛靱帯(別名:ITバンド)の炎症(腫れ)である。 この長い帯状の柔軟な筋膜は、両脚の外側を臀部から膝まで伸びています。 ITバンドは膝の部分で太くなります。 運動前のストレッチが不十分な場合など、ITバンドが硬いと、膝の内側の大腿骨や腸脛靭帯と過剰にこすれることがあります。 摩擦が続くと、ITバンドが腫れて痛むことがあります。

膝関節の骨と筋肉のイラストに、腸脛靱帯、腸脛滑液包、膝蓋骨、ITバンド症候群の痛みと腫れの部位を示したラベル

ITバンド症候群(「ITBS」とも呼ばれる)で最もよく見られる症状は、ランニング、サイクリング、その他の足の動きを繰り返し伴う運動をすると増える、膝の外側にある痛みです。 また、膝の外側にクリック感、ポップ感、スナップ感を感じることもあります。

ITバンド症候群は、通常、運動前の不十分なストレッチや不適切なストレッチによって引き起こされますが、人それぞれのバイオメカニクスや、履き古したランニングシューズを履くなど、他の要因によりこの状態になりやすい人もいるようです。 ITバンド症候群の治療は、炎症を引き起こしている運動を中止し、安静にすることが重要です。 その上で、健康やフィットネスの専門家に相談し、ITバンド症候群の原因を突き止め、予防のためのストレッチ方法などを教えてもらうとよいでしょう。

ITバンド症候群やその他のランニング障害の予防と治療のためにできるストレッチやパフォーマンストレーニングの動画など、詳細は以下をご覧ください。

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