背景:リドカインジェルの安全性と有効性を検討するため、独自のドラッグデリバリーシステムを開発。 局所麻酔薬はリドカインの毒性血中濃度やその他の副作用を引き起こすことなく,速やかに鎮痛作用を発揮することが理想的である。 リドカインの局所麻酔薬として様々な製剤が試験され、現在市場に出回っている。 ここでは、リドカインの毒性血中濃度を伴わずに迅速な作用発現をもたらす、新規デリバリーシステムを備えた局所用リドカインについて報告する。
目的 研究1では、独自の薬物送達システムを持つ局所用4%リドカインゲルが最適な麻酔効果を発揮するために必要な時間を評価した。 研究2では、リドカインの血漿中濃度を評価し、麻酔効果が最大になるまでの時間を評価した。
Methods: 両研究において、被験者は、カラスの足跡のしわのために、両側の外側眼周囲領域の6つの別々のゾーンで、6つのボツリヌス毒素タイプA注射を受けた。 最初の注射は、4%リドカイン外用ゲルを使用しない状態で行われた。 その後、残りの5つのゾーンにジェルを塗布し、45分以内の設定された時間に注射を行った。 研究2では、ベースラインから60分後まで血液サンプルが採取された。
の結果。 局所用4%リドカインゲルの麻酔効果は、閉塞感なく約25~30分で有意に達成された。 しかし,最適な効果は塗布後35~40分で観察された。 また,4%リドカイン外用剤は,適切に使用すれば,毒性に関連したリドカインの血漿中濃度を生じなかった。
結論 ユニークな薬物送達システムを持つ局所4%リドカインゲルは、約25~30分で閉塞感のない有意な麻酔をもたらし、最適な効果は塗布後35~40分の間に観察された。 局所用4%リドカインゲルは、医院での局所麻酔薬として効果的かつ安全に使用できる。