酵素単位

酵素単位、または酵素の国際単位(記号U、時にIU)は、酵素の触媒活性の単位です。

1U(μmol/min)は、アッセイ方法の指定条件下で1分間に1マイクロモルの基質の変換を触媒する酵素の量と定義されています。

指定された条件は、通常、その特定の酵素の最大の基質変換速度をもたらす、温度、pH、基質濃度などの最適条件であるが、これらに限定されるわけではない。 あるアッセイ法では、通常25℃の温度をとる。

酵素単位は1964年に国際生化学連合によって採用された。 分」はSIの時間基本単位ではないため、酵素単位は推奨されず、1978年に度量衡総会で勧告され、1999年に正式採用された「カタル」という単位が採用されている。

1カタールは、指定された測定条件下で1秒間に1モルの基質を変換する酵素活性であるから、

1 U = 1 μmol/min = 1/60 μmol/s ≒ 16.67 nmol/s; 16.67 nkat = 16.67 nkat

酵素単位の概念を国際単位(IU)の概念と混同してはいけない。 確かに1U=1IUであるが(多くの酵素では従来のUが後のIUとして採用されたから)、酵素以外の多くの種類の物質(例えばビタミンやホルモン)の生物学的活性についても国際単位が定義できるのである