概要
NIASでは、遺伝子組換え生物(GMO)を効率的に生産し、遺伝子特性を調べ、実験道具として活用し、環境や人体に与える影響を分析する研究を幅広く行っています。 これらの研究は、農業生産性の向上、農業上重要な生物の機能性向上、バイオテクノロジーによる新産業の育成を目的としている。
すべての研究活動において、NIASは遺伝子組み換え作物がもたらすリスクから生物多様性を保護することを目的としたバイオセーフティに関するカルタヘナ議定書を遵守している。 また、遺伝子組み換え作物の安全な維持、取り扱い、使用に関する一般市民の懸念にも対応しています。
遺伝子組み換え作物
農業植物の遺伝子組み換えは、作物収量の増加、農薬の必要性の減少、栄養成分と食品の質の向上、害虫や病気への耐性、より高い食料安全保障、そして増加する世界人口への医療上の利点につながる可能性があります。 NIASでは、遺伝子組み換え研究センターを通じて、遺伝子組み換え作物の作製を行っています。 その際、遺伝子組換え作物の安全な取り扱いと利用を確保するために、厳格な方針を維持しています。 遺伝子組換え作物の栽培に関するすべての活動は記者会見で発表され、実験圃場への訪問を企画し、遺伝子組換え研究の安全手順について一般の認識を高めています。
トランスジェニックカイコ
NIASでは、基礎研究および応用のためにトランスジェニックカイコの開発を行っており、カイコが自然に作る以外のタンパク質を作るという驚くべき能力を利用することに既に成功している。 遺伝子組換え研究ユニットは、遺伝子機能の解明、医薬品として有用な組換えタンパク質の生産、新産業の推進につながるシルクからの新素材開発など、基礎研究および応用研究を推進することを目的としている。
トランスジェニックブタ
トランスジェニックブタ研究は、ブタを医学研究のモデルとして確立し、新薬の開発につなげることを目的としている。 遺伝子組換え研究センター・トランスジェニックブタ研究ユニットでは、遺伝子組換えとクローニングを組み合わせたトランスジェニックブタの実用化に向けた先端技術開発を行っています。
一般情報
世界の遺伝子組み換え作物の生産状況
- 世界の遺伝子組み換え作物の生産面積
- 遺伝子組み換え作物を栽培している国
- 先進国と途上国の世界遺伝子組み換え作物の栽培面積
現状報告 日本における遺伝子組換え作物の輸入状況
- ダイズの輸入状況(2012)
- トウモロコシの輸入状況(2012)
- ワタ(2012)
- 菜種の輸入状況(2012)