減圧下で乳脂肪にガンマ線を照射すると、照射量に比例して遊離モノカルボニルを生成した。 2-チオバルビツール酸数および総カルボニル数は増加したが、直線的な割合ではなかった。 少量のヒドロペルオキシドが生成されたが、1.5Mrad以上の照射量では濃度が減少した。
照射脂肪のモノカルボニルを分離し、ガスクロマトグラフィーおよび2,4-ジニトロフェニルヒドラジン誘導体として分析した。 アルカンが優勢であり、照射脂肪中の濃度の低い順に並べた。 C16, C15, C14, C12, C10, C6, C8, C7, C4, iso-C4, C9, C5, C3, C2, C1 であった。 また、メチルケトンも照射により生成し、以下の化合物が確認された。 C15, C11, C9, C7, C5, C4. 長鎖アルデヒドがロウソク状欠陥の原因であることを示す間接的な証拠が提示された。 長鎖アルデヒドとメチルケトンは酸化的なメカニズムではなく、加水分解的なメカニズムで生成することが示唆された
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