ブリュッセルやパリなどで起きたテロ事件の後、多くの人が不安やストレス、さらには心的外傷後ストレス障害（PTSD）の症状に悩まされているかもしれません。

最新のテロ事件のニュースは、生命を脅かす出来事を経験したり目撃したりした人の不安な考えや感情を引き起こすことがあるかもしれません。 ADAAでは、子どもや大人がPTSDやその他の不安障害、関連障害を管理し、克服するためのリソースを無料で提供しています。 PTSDは、9.11やパリでのテロ攻撃、2013年のボストンマラソンでの爆破事件、戦闘、地震、津波、ハリケーン、竜巻、その他の自然災害、自動車や飛行機の重大事故、個人的な暴行や虐待、愛する人の突然死などの命にかかわる出来事を経験したり目撃した後に起こる可能性があります。
症状としては、フラッシュバックや悪夢、感情の麻痺や回避、睡眠障害や集中力の低下、ビクビク感、イライラしやすいなどがあります。 ほとんどの人はその体験から回復しますが、PTSDの人は、その出来事の後、数カ月、あるいは数年間、ひどい抑うつ状態や不安な状態が続きます。

子供はトラウマの影響に対する反応が大人と異なるため、ADAAのウェブサイトでは、子供がトラウマとなる出来事に対処できるような実践的なアドバイスを紹介しています。 ノースカロライナ州ケーリー市にあるAnxiety Wellness Centerのディレクターであるオーリーン・ワグナー博士は、子どもがトラウマに陥った場合、「できるだけ冷静でいること」と述べています。 トラウマになるような出来事は、できるだけ正確に説明すること。 子供が尋ねた以上の情報を与えないのが一番です。
また、ピッツバーグのアレゲーニー総合病院の子ども&青少年トラウマティックストレスセンターの医長であるジュディス・コーエン博士が、子どものPTSD体験と彼らに特に有効な治療法について説明したポッドキャストもウェブサイトに掲載されています。